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第175回文楽公演 平成23年5月 国立劇場 第一部 [文楽・歌舞伎]

文楽5月公演に行ってきました。
今日は初日、大勢の人で賑わっておりました。
今回の目玉はなんといってもこちら。

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綱大夫さんの源大夫、清二郎さんの東蔵襲名披露です。
綱大夫さん、4月大阪の襲名披露は休演、ということで心配しておりましたが、無事に復帰されて何よりです。
ただ、まだ本調子でないようで、予定の半分のみ、後半(奥)は英大夫さんでした。

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襲名の華やかな一方で、震災の義援金も技芸員さんが一生懸命されていました。
開演前には、勘十郎さん、和生さん、燕三さんも呼びかけられてました。
和生さんが遣われる人形(改めて写真を見ると太功記の操ですね)も募金をした方にお礼をしていたのが、印象的でした。

今回の演目です。

○源平布引滝
矢橋の段
竹生島遊覧の段
~ 源大夫・東蔵 襲名披露口上 ~
糸つむぎの段
瀬尾十郎詮議の段
実盛物語の段

口上は、住大夫さんが進行、寛治さん、清治さんと豪華な顔ぶれ。人形の方がいらっしゃらないのが気になりましたが、人間国宝が4人並んでいるとさすがに圧巻でした。
源大夫さんは復帰早々ということで、若干声量が落ちていたような気がしますが、早く良くなって欲しいですね。東蔵さんは弦が切れるほどの力強い撥捌きの熱演、素晴らしかったです。
人形は玉女さんの実盛、勘十郎さんの瀬尾十郎と豪華な配役で襲名披露にふさわしい華やかな舞台だったと思います。


○傾城恋飛脚
新口村の段

歌舞伎では良くかかる演目ですが、文楽で観るのは初めてです。「冥土の飛脚」は何度となく観ているのですが。
人形では、清十郎さんが忠兵衛という珍しい配役でびっくり。気になったのが梅川の勘壽さん。休演もされていらっしゃいましたが、相当やせられていて、ちょっと心配になりました。
三味線は久しぶりに寛治さんが連れ弾きでない演目で聴くことが出来ました。音色が場に合ったなんともいえない哀愁を漂わせた雰囲気でした。


今月は第二部にも行く予定です。
第二部は絵本太功記、生写朝顔話とこちらも豪華な演目。簑助さんの深雪(朝顔)が観れるということで、今から本当に楽しみです。2月は静御前、桜丸が観れましたし、今年は本当に簑助さんのいい役が観れて嬉しい限りです。

(おまけ)
今日のお弁当は、心斎橋の「本福寿司」のお寿司です。日本橋の三越で買うことが出来ます。

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銀座三越の吉野寿司はなくなってしまったようですが、こういったお寿司が東京で食べることができるのはいいですね。文楽の時は特にそう思います。

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